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親子で話し合った「二人のための家づくり」。I様は当初、二世帯住宅を検討されていましたが、お家づくりのお話を進めていくうちに、近くに住んでお互いの生活スタイルを尊重しつつ、行き来するという形が最善だという事になり、親世帯２人の特別なお家づくりがスタートしました。
I様のお宅は全体的に落ち着いた雰囲気の中に工夫を凝らしたものになりました。玄関の収納は靴をしまうだけでなく、飾り棚としての機能ももたせました。階段状のデザインの収納下に間接照明を付けることで美しく見せるだけでなく、視線を邪魔せず玄関を開放的に見せてくれます。リビングの丸窓と漆塗りの飾り棚は、和のテイストを、吊押入れ下の照明と部屋の隅に置かれた籐で作られたスタンドの照明からはアジアンテイストが感じられ、２つのテイストを融合させた空間はより癒しを与えてくれます。階段室の照明飾りや手摺の透かし彫りなど、随所に職人の技がちりばめられています。
親子が別々に住んでいるから、一つになろう、仲よくしようと思うのかもしれません。引き渡しの記念写真の際はだんな様が「どうせ記念に残すのであれば、仲の良いところを撮ってもらおうよ」と言って、恥ずかしがる奥様の肩を抱き寄せて寄り添うように並んで撮りました。本当に仲の良いご夫婦でした。子供達が同居という形をとらなかったのは、お二人の邪魔をしたくなかったからかもしれませんね。